積層衝撃吸収ゴムチップ舗装−落下事故による頭部損傷の軽減
落下事故による頭部損傷の軽減。
衝撃試験機の導入により、ASTM試験可能になりました
遊具が設置されている、幼稚園・公園等で子供が転落した場合、頭部に致命的な損傷または重大な障害を受けるリスクが存在します。
このような落下事故による頭部損傷リスクを軽減するために、積層衝撃吸収ゴムチップ舗装を提案いたします。
販売・施工、試験を一貫して提供いたします。
施工状況
施工範囲の墨出し
遊具下の砕石路盤を十分締め固めをして施工範囲を木枠等で墨出しをする。
基層部打設
基層になるリサイクルゴムチップを所定の厚みまで敷均しする。
表層部打設
表層部分となるEPDMカラーチップを10~15㎜で敷均し平坦になるように仕上げる。
材料
基 層 | リサイクル黒チップ:8×10mm(粒状) リサイクルヒジキチップ:5×20mm(糸状) |
表 層 | EPDMカラーチップ:1×3mm(粒状) |
バインダー | ウレタン系 |
*表層カラーは当社I・RUBBERの標準色
ASTM規格F1292に基づく試験代行データ採取承ります。
積層衝撃吸収ゴムチップ舗装の安全基準ASTM規格F1292に基づく試験方法
落下事故等による頭部損傷リスクを軽減するために衝撃減衰要件満たした舗装材料を使用して遊具使用区域や運動場の舗装を行い、子供が落下した場合の頭部への衝撃値を模擬的に測定しています。
ASTM規格1292に基づく試験方法
世界基準の規格Gmax及び頭部打撲傷基準値HICの基準数値以下を厳守し、万一の落下事故でも子供の生命を脅かさないように厳格な安全基準を設けています。
Gmax…衝突時の瞬間最大加速度 HIC…GMAX等から計算された頭部傷害値
ASTM試験 衝撃試験機
運動場、公園、歩道、プールサイド、遊具施設の床等で転倒または遊具から転落した際の頭部への衝撃力を測定する装置です。
人体頭部をモデルとした半球状のヘッドフォームを測定面に落下させ、衝撃力をその内部に組み込まれたトランスデュ-サで計測し、測定表面の衝撃力吸収性を評価するものです。
測定方法はASTM(ASTM:F1292-09)に準拠しています。
測定方法はとても簡単で付属の三脚を使用しヘッドフォームを任意の高さまで引き上げ、ヘッドフォームを切り離し落下させます。
加速度計で計測された衝撃波形を内蔵のコンピュータで自動解析してHIC値を算出します。
ヘッドフォームを引き上げて落とし、内蔵トランスデュ-サにより衝撃力を計測します。
測定方法
測定には専用の落下衝撃測定器を使用いたします。
センサー搭載の金属頭部モデルを落下させ、衝撃吸収材の着地点の衝撃値を算出します。
落下時の重力加速度、衝突した時点からの減速加速度等の時間経過による変化を測定しています。
(測定器は米国第3機関がASTM規格F1292に基づく試験に準拠する事を、認定した測定器を使用)
動画で見る「頭部落下衝撃試験」の様子
落下高さ衝撃緩和材の関係一覧表
遊具等の落下高さから、衝撃吸収緩和材の厚みを決定する時は、厚みの余裕を持ってお決めください。
ゴムチップ舗装の厚みを決定するには、まず落下高さを計測します。
そして、遊具からの落下高さが例えば、
1400mmならI・RUBBERの厚さは60mm
というような感じで、一覧表を参考に決定します。
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